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自分の体質・気質に合った食材を取り入れた食生活が

便秘解消のカギとなります!

 

どんなに十分に食物繊維を摂っていたとしても、お肉やパンをたくさん食べているとしたら、あなたの便秘はなかなか解消されないでしょう。

 

それは、たんぱく質が原因だからです。

肉類がたんぱく質であることはご存知でしょうが、じつはパン類が曲者。

本来、パンは炭水化物ですが、作る工程で捏ねることによりグルテンというたんぱく質が増えてしまいます。

 

たんぱく質の消化は胃から始まり、十二指腸、回腸へと渡っていき、吸収しやすいようにそれぞれの臓器から分解酵素が分泌されます。

たとえば、胃酸は肉類の消化に大きな効果を発揮します。

しかし、人には気質というものがあり、胃酸の量は気質によって決まっています。

もともと胃酸の量が多い人は肉類が上手に消化されやすく、たんぱく質がエネルギー源となりますが、胃酸の量が少ない人は、上手に消化されないためたんぱく質がカスとして残ってしまいます。
これが腸に溜まり便秘になってしまうのです。

同様に、パン類に含まれるグルテンを分解するために必要な消化酵素も気質により分泌量が決まっています。

 

お肉もパンも大好きというアナタは、食べる量を減らして、消化機能の負担を取り除きましょう。

便秘はもちろんのこと体が軽くなり、動きやすくなるのが実際できるはずです。

 

 

また、十分な量の胃酸や消化酵素を持ち合わせていても、暴飲暴食や神経の緊張などは消化力を落とす原因にもなり、便秘を引き起こすこともあるので注意が必要です。

 

便秘解消には、まず自分の体質に合った食材を知って、正しい食生活を目指すこと。

そしてよく噛み、楽しく食べることでつらい便秘をスッキリと解消しましょう。

 

 

 

あなたの血管が危ない?!

動脈硬化の原因の第1位が高血圧です!

 

今月は血圧のお話です。

血圧は常に変動していていて、交感神経と末梢血管の収縮と拡張に関与するホルモンとの連係プレーによって調整されています。

通常、収縮期血圧が150、拡張期血圧が90未満に調整され、この範囲を超えた血圧が持続した場合を高血圧といいます。

 

高血圧は、食塩だけでなく、高脂血症や糖尿病、精神的・肉体的ストレス、アルコールのとり過ぎ、さらに喫煙、運動不足などさまざまな要因が考えられえます。

また高血圧は、心臓や脳の重い病気を引き起こす動脈硬化の危険因子の第1位であることから、血圧を適正に調節することはとても重要です。

 

 

高血圧の原因はさまざまですから、病院で処方されるお薬以外にも解決方法はたくさんあります。

たとえば、次のような栄養素を食生活に取り入れていけば、各々が持つ作用によって、血圧のコントロールが上手に図れます。

 

● たんぱく質(尿中へのナトリウムの排泄促進作用)

● 脂質(植物油に多いリノール酸、魚油に多いDHA、EPAなど多価不飽和脂肪酸には血中のコレステロールを低下させる作用や降圧作用)

● ミネラル(食塩による血圧上昇を抑制する作用)

● 食物繊維(果物や海藻に含まれている水溶性の食物繊維には、ナトリウムのふん便中排泄を促進する作用)

 

意外なことに、首と肩のコリも高血圧の原因になります。

筋肉が硬く収縮していると、血管も硬く収縮して高血圧を作ってしまうのです。

 

お薬に頼らず食生活やカラダのケアを行うことで、血圧を正常に保っていけることを知っておきましょう!

 

第二の心臓でもある足をいたわって

カラダを元気に、そしてきれいに保ちましょう!

 

足は第二の心臓ともいわれ、心臓と同じように血液循環を保つ、とても大切なところです。

心臓と足の筋力運動のバランスがとれていると、血液がスムーズに巡ります。

心臓の拍動によって新鮮な血液が全身に運ばれ、足の筋力運動を使って、不要なものを回収した血液が心臓へと戻っていきます。

 

足は、毛細血管やリンパ節が多く、心臓から一番遠い場所にあります。

筋力をうまく使えないと、むくみやだるさを引き起こし、さらに冷えや生理の乱れ、不眠などの症状へと発展しやすくなります。

こうしたトラブルを防ぐために、日頃から足の筋力を使うことが大切です。

 

日常生活の中に取り入れやすく効果的なのは、「歩く」こと。

足裏を地面に着地して離すという単純な運動が、じつは心臓の拍動と同じように、血液を心臓へと戻すポンプ運動となります。

 

 

また、足には反射区が多く存在します。

反射区とは、各臓器や部位の状態がわかる神経スポットで、例えば胃が疲れている場合、何らかの反応が胃の反射区に出現します。

この反射区が多く存在するのが足首から下の部分。

反射区を刺激することで、その反射先の臓器や部位の改善ができるのです。

 

毎日の健康管理であれば、どこかポイントで押すのではなく、まんべんなく刺激するといいでしょう。

反射区臓器や部位が疲労しているところは、痛さを感じます。

ゴリゴリ、ジャリジャリしているものは老廃物なので、念入りに刺激してスッキリしましょう。

 

体を健康に保つ秘訣は、まめに歩くこと、反射区のある足を刺激すること。

足を出す夏に向けて、足も体もきれいなっていきましょう。

 

疲れがとれないのは”気”の巡りが滞っているサイン。

セルフケアで元気を取り戻しましょう!

 

『経絡(けいらく)』とは、気の通り道。

気は、人の身体を流れるエネルギー。

この目に見えない気の流れ、じつは体調と深い関係があります。

気の流れが悪いときや乱れているときは、体調を崩しやすいといわれています。

 

経絡は、その種類ごとに関係する内臓や影響する場所が違います。

東洋医学では、体の臓器のことを「五臓六腑」という考え方で捉えます。

 

気をつくる五臓には肺、心臓、脾臓、肝臓、腎臓があり、気のもとになる食べ物を消化する六腑には胆、胃、小腸、大腸、膀胱、三焦(リンパや泌尿器などの水分調整系)があります。

この五臓六腑につながる経絡が肺経、心経、脾経…というように全身に存在しています。

 

例えば、肺の経絡(肺経)は肺の働きを調整するのに加えて、皮膚、鼻、喉、肩、上肢も関連しています。

この肺経がスムーズに流れていないと肺、鼻、喉の呼吸器系だけでなく、皮膚や肩、腕にも影響が出る可能性があるというわけです。

 

 

花粉症の方は、肺経の通る手や腕が硬くなっていませんか。

そんなときは、手のひらや腕、肩をマッサージして、経絡上に点在するツボ(経穴)を刺激し、コリや張りをとってあげると、流れを改善することができます。

 

また、気の流れは自律神経とも関係していることがわかっています。

交感神経と副交感神経の切り替えが上手にでき、バランスがとれているときは、気の巡りもいいものです。

 

本来は、背伸びをしたり、深呼吸をしたり、自分でつらい箇所を揉んだりすることで、無意識に気を調整しているのですが、ストレスが多く疲れていると調整が追いつきません。

そんなときは、ケアで経絡の通りを良くして、気の巡るカラダを目指しましょう。

 

しっかり寝ても疲れが取れない…朝からだるい…

それって副腎が疲労困憊なのかもしれません!

 

十分に寝たはずなのに疲れがとれなかったり、体がだるくて朝起きれなかったり、午前中はボーっとしがちで午後になると元気になる…

これは、『副腎』という臓器の疲労を疑ったほうがよいでしょう。

 

副腎はクルミ大の大きさで、腎臓の上に帽子のようにちょこんと乗っています。

副腎から出るホルモン(コルチゾール)は、普通は早朝から急上昇を始めて、朝8時くらいにピークに達します。

 

私たちが自然に目を覚ますことができるのは、この副腎ホルモンのおかげです。

 

しかし、副腎の働きが弱っていると、このホルモンがうまく分泌されません。

そのため、疲れがとれなかったり、朝起きられなかったりするのです。

 

 

副腎が疲労しているかどうかは病院の検査では教えてくれないので、原因がわからない体調不良の人がとても多いのです。

この疲労には、ストレスと不規則な睡眠や偏った食生活が影響しています。

 

また、頭をスッキリさせたいときにコーヒーを飲む方も多いと思いますが、カフェインは副腎を過剰に刺激してしまうため、疲労が溜まっているときは避けたほうがよいです。

紅茶やコーラ、チョコレートなどにもカフェインが含まれているので同様です。

 

小さな臓器ですが、分泌しているホルモンは身体のさまざまな働きを整えてくれています。

肌荒れやアトピーなどの炎症、急激な血圧の上昇、不妊などの症状が出てきたときは、副腎疲労を原因のひとつと考えるべきです。

 

副腎疲労は生活習慣病の一つです。

まだ大丈夫だと思っていても、睡眠時間のずれや食生活の偏りが長期的に続くと、徐々に副腎にダメージを与えますので、副腎を労わる生活を心がけましょう。

 

 

花粉が舞い散る季節到来!

今年はヒートショックプロテインで予防を完璧にしましょう!

 

私たちの体の約60兆個の細胞のほとんどはタンパク質でできています。

 

熱をはじめ、さまざまなストレスを受けると、このたんぱく質が傷つき、元通りに戻すために、細胞がみずからヒートショックプロテインをつくります。

つまり、この聞きなれないヒートショックプロテイン(HSP)は、私たちの体を守る大事な仕組みのひとつといえます。

 

HSPは、体温の上昇によって増加しますが、いくつかの種類があってHSP70(抗炎症作用を持ち、アルコールや紫外線など種々のストレスから細胞を保護)や、HSP90(免疫力を高める作用を持つ)など話題のタンパク質が勢ぞろいしています。

 

研究によりHSP90が増加すると、感染・疲労などで傷ついた細胞を修復したりがんや病原菌を攻撃する細胞の活動を活発にするなど、免疫力を高めてくれることが解明されたため、さまざまな病気の治療薬に使われると予想されます。

 

 

そしてこのヒートショックプロテインは、じつは花粉症の予防にも効果大なのです。

 

とくにHSP70は抗炎症作用を持っているため、皮膚や粘膜の炎症反応を抑制し、有害物質から保護してくれる働きがあります。

ただし、夜の時間帯や体が温まる就寝時など、副交感神経(リラックス)によって過剰な治癒作用が働いて、アレルギーが出てしまったときは手や足に冷水をかけたり、アロマでコントロールをするとよいでしょう。

 

さらに、代謝を活発化し、コラーゲンの合成を促進し、脂肪を燃焼させる作用があることから、美容にも効果があるといわれています。

 

このヒートショックプロテインを味方につけて、花粉症の季節を快適に過ごしましょう!

 

 

年末年始、少し食べ過ぎたな~という方必見!

今年こそ冬太りしないカラダを手に入れましょう!

 

普通に生活しているだけで、体が消費していくエネルギーのことを基礎代謝といい、基礎代謝が高いほどやせやすい体ということになります。

しかし、じつはこの基礎代謝は、夏より冬の方が高いのです。

 

では、基礎代謝が高い冬に、太ってしまうのはなぜでしょう。

 

冬に基礎代謝が高まるのは、体温を維持するために自ら熱を作り出す力が強まるためで、寒さに対応するための身体の反応です。

また、基礎代謝は体温によっても左右される側面もあり、体温が1度上がると、基礎代謝は13%上がります。

つまり、体が冷えたままでいると代謝機能も低迷してしまうのです。

 

さらに、寒いからといって、体を動かさないでいると筋肉の緊張を招き、血管が収縮して全身の血流も不良になります。

こうした冷えやコリが強い状態では、基礎代謝が高いという好条件も台無しになり、冬太りリズムになってしまいます。

こうした事態を避けるには、体温を下げないように維持し、冷えを防ぐことが大切です。

 

 

それともう一つ、食事をする時間帯にも注意が必要です。

私たちの脳には体内時計が存在し、一日の体のリズムを調整してくれています。

 

この体内時計をリセットするのが、BMAL1(ビーマルワン)と呼ばれるたんぱく質で、脂肪を蓄える働きがあります。

この量は朝6時~昼3時は少ないのですが、夜10時~午前2時の間はなんと昼の20倍も増えてしまいます。

なので、夜10時以降の食事は禁物。

日中、朝食・昼食をしっかり食べて、夜の食事は少なめがお勧めです。

 

体を冷やさない工夫と、冬太りを防ぐ食事の習慣で、今年こそスッキリボディで冬を過ごしましょう。

 

 

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