2017/06/01「食べる前に動く!」を習慣にして、太り体質から脱出
ダイエット成功の秘訣は『血糖値』にあるってホント?
本格的な夏を前に、雑誌やインターネットでさかんにダイエットの話題が取り上げられていますが、ダイエットを成功させるためには、「やせるメカニズム」をきちんと理解して実行することが、何よりも重要です。
じつは、ダイエットは「血糖値のコントロール」が、重要なカギとなります。
人間のカラダは血糖値が下がったとき空腹を感じ、上がったときに満腹を感じるようにできています。
食事をすると、おのずと血糖値が上がるため、インスリンというホルモンが筋肉や肝臓にエネルギーをたくわえ血糖値を下げようと活発に働き、余分な糖分は脂肪としてためておきます。
つまり、血糖値が低い状態=空腹状態とは、エネルギーが筋肉や肝臓に満タンに貯えられている状態だということです。
エネルギーが満タン状態のときに食事をすれば、消費せずにまた貯えてしまい、やせられないという悪循環を繰り返します。
そう、現代の生活サイクルは、すでにやせないメカニズムになってしまっているのです。
では、そうすればたまっているエネルギー(脂肪)を消費できるのでしょう。
それは「お腹が空いたら食べるのではなく、お腹が空いたらまず活動してそれから食べる」を実行することです。
血糖値が低い状態で活動すると、グルカゴンと言うホルモンがカラダにたまった脂肪を分解し、エネルギーとして使える形に変えます。
すると、血糖値が上がって空腹感がなくなるので、食べ過ぎないですむというわけです。
たまっている脂肪をエネルギーに変えてくれる頼もしいグルカゴン。
今年の夏は「お腹が空いたら動く」を実行し、太りやすい体質から脱出してダイエットを成功させましょう。
2017/05/01目のケアは、お肌のお手入れと同じ。だから「乾燥は大敵!」
うるおいのある瞳でメヂカラをアップしましょう!
目が疲れる、目が重い、目がショボショボする…など、そんな症状を感じたらそれはドライアイかもしれません。
ドライアイとは、涙の量の減少や涙の質の変化で、目の表面の角膜や結膜に障害が起きた状態のこと。
涙の分泌が減って目を覆う潤いが不足したり、涙の蒸発が増えて目が乾くことで、いわば角膜や結膜の表面が肌荒れのような状態となり、目の不快感や疲れなどの症状が現れます。
悪化すると、目の痛み、目を開けていられないだけでなく、頭痛、頭が重い、肩が凝る、気分が悪いなどといった全身の不調に発展する場合もあります。
原因としては、加齢による涙そのものの減少の他、冷暖房の影響やパソコンやテレビ、携帯電話の画面などのモニターを見続ける生活で瞬きの回数が減ることなどが挙げられます。
さらに、涙の分泌には自律神経が深くかかわっています。
涙は悲しいときばかりに出るのではなく、いつも目の表面を保護する役割を担っています。
涙の分泌は自律神経に支配されており、交感神経が優位だと分泌が減少し、副交感神経が優位だと分泌が増加します。
交感神経は緊張しているときに、副交感神経はリラックスしていときに優位に働くので、緊張が続くと、涙の分泌が抑えられ、目がどんどん乾いてしまいます。
日常生活でも、瞬きを意識的に増やす、パソコン作業の合間に他の作業を交え目を休ませる、疲れを感じたらコンタクトは使わない、目薬をさすなど、目を乾かさない工夫が大切です。
それに加えて、目の視神経がつながっている首のコリをケアで取り除き、リラックスをもたらすことで、目に適度な潤いを持たせ、輝きのある魅力的なメヂカラを手に入れましょう。
2017/04/01自律神経は、食べ過ぎもコントロールしているってホント?
今年の春こそダイエットを成功させるために!
食べ過ぎは禁物とわかっていても、どうしてもコントロールできないとき、特に仕事や家事でストレスが溜まってしまったときなど、つい食べ過ぎてしまったという苦い経験は誰にでもあるはずです。
私たちは過度なストレスを受けると、味覚を含む五感が正常に働かなくなり、普段摂る量では満足感を得られなくなってしまうことがあります。
これには、じつは脳の中の神経伝達物質と自律新駅が深く関与しています。
脳の中ではさまざまな神経伝達物質が分泌されていますが、『脳内オーケストラ』の指揮者の役目をし、これらをコントロールしているのがセロトニンです。
神経伝達物質が過剰に分泌されると(ストレスが過剰な状態)誤作動を起こし、自律神経にも働きかけ、脳内のコントロールが効かなくなってしまいます。
つなりセロトニンがしっかりと役目をはたしていれば、交感神経の過剰な興奮をコントロールすることができ、消化吸収や五感の働きを正常に保てます。
セロトニンにしっかりと働いてもらうには、まず『朝の太陽を浴びる』ことが大切。
セロトニンは朝に作られるので、朝の太陽光をしっかり浴びてください。
次に『一定のリズムで体を動かすこと』をおすすめします。
リズムが一定であれば激しさは関係なく、5~30分程度で脳の中でセロトニンが活性化します。
しかし、食べ過ぎを防ぐためにはセロトニンの効果だけに頼るのには無理があるので、ストレスを溜めないようにすることも大切。
自律神経のバランスを整え、暴飲暴食をシャットアウトし、ぜひ今年の春こそ、ダイエットを成功させましょう!
2017/03/01カラダに心をしっかり休ませる「質の良い眠り」ってどんな睡眠?
眠れない、寝つきが悪い…。それって、
体内時計と自律神経のバランスの乱れが問題かも!?
睡眠には、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠の2種類があります。
質の良い睡眠=深い眠りと思いがちですが、じつは簡単にそうは言いきれないのです。
深い眠りのノンレム睡眠は、脳をしっかり休めますが、身体の緊張は完全にはとれません。
反対に、レム睡眠は身体を弛緩させるため、肉体的な疲労を回復させる役目をになっています。
さらにレム睡眠時、脳は記憶の整理や固定を行い、夢を見ます。
夢の展開が奇妙キテレツなのは、脳が意識的な制約を取り払い、自由に活動しているからです。
これにより、日々のストレスを解消してくれる働きがあります。
眠りに入ると、まず先にノンレム睡眠が現れ、その後レム睡眠に移行するというサイクルを3~5回繰り返します。
入眠直後のノンレム睡眠がしっかり深いレベルにまで達することで、レム睡眠が出現します。
つまり、両方がバランス良く現れる睡眠が、質の良い睡眠といえるのです。
そして、良い睡眠を導くには、体内時計と自律神経のバランスが何よりも大切です。
春は気候や生活環境の変化による心身のストレスが多く、自律神経がバランスを崩しやすい季節。
また、体内時計はじつは25時間の周期になっており、1日1時間ずつずれてしまうことがわかっています。
これらを解決するには、規則正しい生活が一番。
まず、朝の太陽の光を浴びることで、体内時計を地球周期に調整。
日中はしっかり活動し、身体を覚醒させる。
そうすれば、夜は自然と眠くなるはずです。
また、首や背中のコリも自律神経のバランスを崩す原因になりますから、定期的な身体のメンテナンスがおすすめです。
さぁ、質の良い睡眠を手に入れて、カラダも心も軽やかに春を迎えましょう!
2017/02/01顔がむくみやすい人は、花粉症になりやすいってホント?!
花粉症対策は、まだ寒いころからスタート。
今年こそ、ツラ~イ春とサヨナラしましょう!
ちょっと鏡で顔をのぞいてみてください。
目の周りがむくんでいませんか?
そのむくみ、じつは花粉症になりやすいサインかもしれません。
むくみには腎臓の働きが大きく影響します。
血液のろ過装置の役目をもつ腎臓は、1日に約150リットルもの血液をろ過しています。
実際に尿として排泄されるのは約1.5リットル。
つまり、99%近く血液を再吸収して、塩分、水分や栄養素を体に戻しつつ、老廃物を排泄しているのです。
腎臓の機能が低下して、汚れたままの血液が再び体内に戻されると、ウイルスなどの外敵から身を守る白血球が血液中に増え、花粉に対しても過剰なアレルギー反応を起こしてしまいます。
また、塩分の処理が適切に行われなくなると、むくみが起きます。
むくみは体中のどこでも起こりうるものですが、顔(特に目の周りと腎臓は密接な関係があるので、目の周りのむくみにより腎臓の疲れ具合がわかるとされています。
では、腎臓を元気に保つにはどうしたらよいのでしょう。
まずは、高タンパク、塩分の強い食事は控え、腎臓に負担をかけないことはもちろんのこと、常に血液をよくして冷やさないことが重要です。
背中側にある腎臓は、とくに背中の周りの筋肉のコリが影響しやすい臓器です。
寒くて筋肉が縮こまっているこの時期、背中のコリをほぐすケアはとくにおすすめ。
また、目の周りのリンパドレナージュや腎臓との関係が深い大腰筋の強化をすることも、腎臓の機能を高める効果があります。
元気な腎臓で、冷えやむくみを撃退し、花粉症の季節を軽やかに乗り超えましょう!
2017/01/01内臓機能をアップしてダイエット。太らないカラダは肝臓が作る?
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします!
年末年始はとにかく宴会が多いもの。
楽しい時を過ごしているうちに、いつのまにか体重が増えて…。
ついつい食べ過ぎてしまうのには、じつは肝臓の機能低下という秘密が隠されているのです。
食事に含まれている炭水化物、たんぱく質、脂質はそのままでは体のエネルギーや体づくりの材料にはなりません。
栄養素は小腸で消化吸収され、門脈という血管から肝臓では炭水化物に含まれるブドウ糖をグリコーゲンとして貯蔵し、必要に応じでブドウ糖として血中に放出し、エネルギー供給を行っています。
つまり、肝臓はエネルギーを作り出す工場だけでなく、エネルギーの貯蔵庫としての役割も果たしています。
しかし、お酒の飲み過ぎで肝臓がアルコールを処理することに追われていたり、脂質や糖質の摂りすぎでフォアグラのようになった肝臓は機能が低下してしまい、十分なエネルギー源を放出できなくなります。
すると、脳がエネルギー不足を感じ、たくさん食べることを要求してしまいます。
そのため、甘いものが欲しくなったり、お酒を飲んだ後、〆にラーメンやお茶漬けを…なんてことに。
食欲を抑えられない状態を引き起こしてしまう肝臓の機能低下は、飲酒だけでなく、筋肉のこり、体の歪み、自律神経の乱れなどによる血流の低下も深く関係しています。
肝臓の機能アップを図るには、肝臓と関係のある筋肉を強化したり、ストレッチが有効。
肝臓が元気になると、やせやすい体になるだけでなく、エネルギーをしっかりと補給できるので、脳もスッキリするはずです。
さぁ、元気な肝臓で新しい一年をスタートさせましょう。
2016/12/30肩こりや背中の硬さがあなたの代謝を下げている?
元気のバロメーターは背中の筋肉の柔軟性?
筋肉の中を通る神経は、筋肉と同じように伸び縮みを繰り返しながら、その役割を果たしています。
つまり、筋肉と神経は、とても深い因果関係があるといえます。
たとえば、長時間同じ姿勢を続けたり、肩や背中に力を入れた姿勢を続けていると、筋肉が硬くなり、やがては神経も伸び縮みしなくなってしまいます。
とくに背骨から伸びた神経は、代謝に関連している内臓とつながっているので、機能が低下するだけでなく、体全体の代謝にも大きく影響を与えます。
体外から摂取した栄養分は、胃や腸、肝臓などの消化器官で栄養素に分解・貯蔵の処理が行われますが、こうした物質の化学変化を代謝といい、私たちが生きていくためには、この機能が欠かせません。
そして、これらの代謝がスムーズに行われるよう、ホルモンや酵素を分泌しながら、強力にバックアップしているのが前述の背骨の神経と関わりの深い臓器です。
これらの臓器が機能低下してしまうと、疲れやすい、元気が出ないなどの症状が現れます。
さらには、糖尿病や肥満、痛風、便秘や下痢などといった病気や不調の原因になってしまう場合もあります。
代謝が悪いというと、プヨプヨと二った人だけを思い浮かべがちですが、じつは鍛えすぎて筋肉がガチガチな人も代謝機能が低下する場合もあります。
代謝機能をアップさせるには、背中のストレッチや筋肉を冷やさないことはもちろん、背骨から続く一つ一つの神経のこりをケアしていくことが大切です。
筋肉の柔軟ととともに神経の柔軟を手に入れ、来る冬の寒さを元気に乗り越えるために、代謝を上げていきましょう。
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