2020/08/01たかが貧血と油断していると大変な事態を招いてしまうかも…
酸素を運ぶヘモグロビンの素となる鉄分
あなたの血液には足りていますか?
貧血とは、赤血球中に存在するヘモグロビンの血中濃度が減少した状態をいいます。
ヘモグロビンは、全身に酸素を運ぶ働きを担っているので、減少すると全身が酸素不足になってしまいます。
「たかが貧血、病院なんか行かなくても平気」と放っておくと、重大な病気を見逃すこともあるので注意が必要です。
ヘモグロビンを構成する鉄分が不足して起こる「鉄欠乏性貧血」は、女性の5人に1人の割合で発症しているといわれています。
口内炎・めまい・動悸・息切れに加え、鉄不足によって食道が萎縮してしまい、食べ物が飲みにくくなったり、爪が平らになったり、反り返ったりしてしまう「スプーンネイル」などの症状が現れます。
しかし、こうした症状を貧血だからと軽く見てしまうため、心不全や臓器の機能低下につながってしまうのです。
鉄はヘモグロビンを作るために必要な成分です。
しかし、一回の食事で摂取できる鉄分は10ミリグラム程度ですが、そのうち吸収されやすいヘム鉄(肉や赤身魚)は30%、非ヘム鉄(牛乳・卵・野菜・果物)は10%程度しか、体内に吸収することができません。
このヘム鉄は、ビタミンCと一緒に摂ることで鉄分の吸収効率が高まりますが、胃痛のときや、お茶やコーヒー、紅茶に多く含まれているタンニン、穀類に多く含まれるフィチン酸は、鉄の吸収を妨げます。
とくに、タンニンは鉄と結合してしまい、鉄の吸収率を低下させる作用があるので、食前や食事中はこれらの飲み物は控えたほうがよいでしょう。
貧血の原因は、鉄分の不足、効率や吸収を妨げる食生活など、さまざまあるので、安易に副作用の強い鉄剤を飲むより、まずは生活習慣を見直すことから始めるとよいでしょう。
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