2018/01/01熊の習性を見習って、内臓の冬眠(?)をおすすめ
明けましておめでとうございます!!
みなさんは、熊の胆(くまのい)はご存知ですか。
クマの胆のうということで、熊胆(ゆうたん)ともいわれ、胆のうを乾燥させてつくられる生薬のことです。
主に健胃効果や利胆作用など消化器全般の薬として用いられています。
胆のうから出る胆汁は、肝臓で作られてから、胆のうの中に濃縮して貯蔵されます。
この胆汁には脂肪分の消化を助ける働きがあり、胆のうは必要に応じて胆汁の量を調節しながら分泌して、消化活動を助けています。
熊の胆は聞くところによると、冬眠の前後で大きな違いがあり、冬眠明けのモノは大変珍重されているそうです。
なぜかというと、冬眠中のクマは食べ物を食べない、つまり消化のための胆汁を必要としないので、胆のうに胆汁がたくさん貯蔵されてとても大きくなり、逆に冬眠前のクマは長い眠りに備えて食べ物をたくさん食べて消化活動をせっせと行うので、貯蔵された胆汁が少なく、胆のう自体も小さくなってしまうそうです。
胆汁がたくさん含まれた冬眠明けのモノが高価なのも納得できますよね。
人間は冬眠はしませんが、冬は冬眠前のクマのように、年末の忘年会や飲み会、年始はお正月や新年会で、いつにもまして美味しいものを食べる機会が多くなります。
脂肪分をたっぷりのごちそうで、胆のうも他の内臓も消化活動に大忙し!
そのため、この時期は内臓を活性化するケアや腹八分目・よく噛むなど食べ方に気を付けたり、意識的に内臓を休ませてあげることが大切です。
クマの習性を見習って、あなたも「内臓の冬眠」の機会を設けてみてはいかがでしょうか。
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