2015/12/01肩こり知らずの秘密はじつは柔らかな肩甲骨にあり?
寒さが増すこの季節、肩がガチガチに固まっていませんか?
皆さんは日常生活の中で、自分の肩甲骨の存在は意識することがありますか。
肩甲骨は、背中の上部にある三角形状をした一対の骨で、その形状から天使の羽に例えられることもあります。
腕の骨は、この肩甲骨の両外側にぶら下がっているので、腕を動かしたり、肩をあげたりする日常的の動きの際に、じつは大いに活躍している骨なのです。
肩甲骨は自分の意志によって動かすことができます。
しかし、日常生活の中で、手を後ろに回したり、腕を上げたりする機会はそれほど多いわけではなく、そのままにしていると肩甲骨の動く範囲がどんどん狭くなって、肩甲骨が羽をたたんだように背中に張り付いたようになってしまっている方がよくいます。
張り付いてしまった肩甲骨では腕は上げづらくなり、さらに痛みも伴います。
痛みがあるからといって、動かさないでいると、どんどん筋肉や血管の緊張が増して、血行が悪化→組織の酸素が欠乏→痛みを起こす物質が蓄積→さらに痛みが悪化、と悪循環に陥ってしまいます。
肩甲骨の裏側には筋肉が付着していて、運動不足や加齢によりこれらの筋肉が固まってしまうと、背中全体に影響を与え、肩こりの原因になるのです。
マッサージで表面の筋肉をいくら揉んでも、なかなか肩こりが解消されない理由はここにあります。
肩甲骨の裏側のコリ固まった筋肉は、ストレッチでもある程度は緩めることができます。
ただし、寒さが増すこの季節は、体が温まったお風呂上がりなどに、呼吸を止めずにゆっくりと伸ばしてみるのがよいでしょう。
四十肩、五十肩のように腕が上げられなくなってしまったら大変!
肩こりが気になる方は、肩甲骨の動きを改善するケアで、天使の羽を取り戻し、この冬を肩こり知らずで過ごしましょう!
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